受験経験者向け講座用テキストをおもな教材と決めて、その他のテキストには一切手を出しませんでした!
小川 昌紀 さん(51歳)
◆ 受験回数/2回
◆ 受講講座/行政書士合格講座、公開模試、合格ゼミ、行政書士ペースメーカー答練(現:合格答練)、受験経験者向け講座
◆ 合格年度の学習開始時期/2014年4月
行政書士試験との出会い
行政書士試験との出会いは、本業である金融業界で自分の取引先の担当者と会食している時のことでした。
「君さ、金融業界でのセールスを辞めたとしたら次は何をするの?」と訊かれました。
当時、外資系投資銀行の営業責任者として最前線で体を張って生きてきた自分にはそんな状態を想像するような余裕もなく、故に冷や水を掛けられたように「はっ」とするような気持ちを体験しました。
その時に自分なりに答えを探してみると、子供の頃から漠然と興味を持っていた法律関係の資格が欲しいという自分の気持ちに気がつきました。
50歳を迎えた自分には弁護士になるには遅すぎて、司法書士には実力的にも基礎学力的にも不足しているとの自己分析から、最終的に行政書士を目指すというくらいの気持ちで受験を決めてしまったのです。
更に独学で合格できる気持ちなど毛頭なく、躊躇なく受験指導校への通学を決めました。通学先を決めるにあたっては全く知識を持ち合わせず、書店で入手したパンフレットやインターネットの評判をいろいろチェックしたものの、これという決め手は見つからずに、結局会社帰りの通学に便利であるというそんな単純な理由から伊藤塾の高田馬場校を選びました。
しかしながら通学から1ヶ月くらいすると自分の決心がどれだけ甘く、浅はかであったことに気がつきました。
学習科目は多いのは承知ではありましたが、それぞれの科目での内容の濃さ、深さに驚き、受験への不安が急激に膨らみました。
私がとった学習方法
2回目の受験に臨むにあたり、初回受験の失敗を自分なりに客観的に分析しようと試みました。
第一に過去問に頼りすぎたこと(回答を覚えて類似問題に備える安易な方法を選択)、第二に理解しきれなくて捨てた分野が多すぎたこと(商法以外は捨てる余地はない)がわかりました。
受験経験者向け講座が始まり、担当の平林講師の指示に従って、その受験経験者向け講座用テキストをおもな教材と決めて、1年目に使った合格講座のテキストだけをサブ教材とし、その他のテキストには一切手を出しませんでした。
公法に関して、憲法は勿論、手続法、不服審査法、事件訴訟法を自分でノートに穴埋め問題形式で写し書きを敢行しました。それを毎朝起床と同時に15 分くらい声に出しながら穴埋めをしました。
伊藤塾講師・スタッフとのエピソード
正直、出来の悪い自分は他の受講生達と違って気軽に講師の方々にお話できませんでした。質問自体も初歩的なもので、講師の方に迷惑にならない程度にしなくてはと遠慮してしまいました。そんなウジウジした気持ちのまま、参加した合格ゼミでした。
ゼミでは講義中の講師との問答の中で、答えを声に出して答えることで自らの理解度を測ることができるので、かなり有効な勉強法だと思います。
最後に
うちの実家は神奈川県で葬儀屋を経営しています。今後ファイナンシャルプランナーの資格を取得して、葬儀屋の会員を生前から相続までアドバイスすることで、完全囲い込みを狙える組織にしたいと思っております。