テーマ別に要点整理されている合格カードを最大限活用!

独学・他校から転入して合格

田中良秋さん
 

会社員
◆受験回数/3回
◆受講講座/行政書士合格講座、ハイレベルゼミ、行政書士中上級講座 演習フルコース、公開模擬試験
◆合格年度の学習開始時期/2017年6月末

※プロフィールは、2017年度合格時点のものです。

行政書士試験との出会い

以前の職場では経営企画の部署で監査やコンプライアンス対応の担当をしていました。そこでは、監査項目の法令チェックを行っており、法律の体系や各法律が私たちの生活にどのように関わっているのかを知り、日に日に法律への興味が大きくなりました。いつしか本格的に法律の勉強をし、その知識をもって社会に貢献したいという思いが強くなり、初めて行政書士という資格を意識しました。

私がとった学習方法

入塾して3年間のうち2年目までは「行政書士合格講座」のライブ受講と「ハイレベルゼミ」を、3年目では「行政書士中上級講座 演習フルコース」を受講していました。合格カードや答練などの問題、『試験対策講座』の書籍(シケタイ本)が主な私の教材でした。学習方法としては、シケタイ本の読み込み→合格カードで整理→問題を解くという作業を繰り返しました。特にテーマ別に要点が整理されている合格カードはとても便利でしたし、私のコアツールだったと言えるほど最大限活用しました。ミスした問題、理解が足りていないと感じるテーマについては、考え方やポイントを書き込み、必ず確認をしました(最後には記載が多くなり過ぎて合格カードもあまりキレイではありませんが、今でも愛着があります)。さらには「キーワード」「問題提起」「結論」「理由」「反対意見」など項目別に明確に理解した方がいいと講師にアドバイスをいただいたことがあり、その通りにマーキングしたことにより、各テーマや凡例の論点整理をよりクリアにすることもできました。試験問題の対策としては、論理知識よりも条文知識を問う問題に苦手意識があり、問題集や公開模擬試験で正解できなかったものは肢ごとに関連条文を六法でピックアップのうえ、マーキングと素読をしました。素読は暗記というレベルではなかったのですが、毎日継続することによって条文のリズムがわかるようになり、条文の誤理解を未然に防ぐことができました。2015年は178点、2016年は176点と、いずれも僅差で不合格だったこともあり、2017年はモチベーションが下がってしまい、6月までは完全に学習から離れていましたが、お世話になった叔父の死に直面しました。幼少期に両親と離れて生活していたことがあり、その頃は親代わりのような存在だった叔父でしたが、「後悔だけはするな」という生前の叔父の言葉を思い出し、6月末に本格的に学習を再開しました。 試験後約8ヶ月の学習のブランクと直前期というタイミングで試験に間に合うのか不安はありましたが、自分の予想以上に早く基本知識をリカバーすることができ、これまでの2年間、行政書士合格講座やゼミで培ってきた知識が、すでに自分の血や肉のようになっていたような感覚を今でも覚えています。

伊藤塾講師とのエピソード

合格講座受講時、個人的な悩みを抱えていたことがあり、志水講師にその悩みを打ち明けた時にとても親身に励ましてくださったことに、今でも感謝しています。他の講師の方々もとても気さくで、学習のことはもちろん、それ以外のこともざっくばらんに話すことができました。合格講座の仲間とも時々連絡を取り合い、励まし合いながら一緒に試験当日まで乗り切ることができました。

最後に

今までお世話になった講師の方々や励まし合ってきた仲間たちに、心から感謝しています。困難なことでも、熱意と計画性をもって着実に進めば成し遂げられるということは、私にとって何事にも代えがたい貴重な教訓となりました。これから受験する皆さんには、最後まであきらめない気持ちで、合格を勝ち取ってほしいです。行政書士業務の中では国際業務・入管業務に大きな興味があり、その分野で社会に貢献できればと考えています。具体的には、2019 年の行政書士登録、開業を目標に、実務やマーケティングの勉強をしながら、現在準備を進めています。

受験勉強中の思い出

使用教材


受験勉強に最も活用した合格カード。テキストの判例や条文をコピーして貼り付けたり、理解するためのポイントを書いたり、 マーキングして、試験当日まで毎日見ていました。
 
使用教材

受験を応援してくれていた友だちからもらった、たくさんの御守り。京都の友だちは、学問の神様で有名な北野天満宮「なで牛」の画像を送ってくれて、合格できるよう、勉強の合間に画像の牛をなでたりしていました。