沖縄スタディツアー参加者の声
沖縄スタディツアーに参加して
「沖縄のことを知らなかった」
これがスタディツアーに参加して抱いた感想である。
沖縄戦やその後長きにわたって沖縄がアメリカの占領下にあったこと、基地問題については、もちろん歴史の授業やニュースを通じて知っていた。
ただ、戦争を肌で感じ、沖縄に生きる人の声を直に聞いたのは初めてだった。
そして今回見聞きしたものは、ウクライナやガザで起きている、毎日ニュースで見るものと重なった。数年前であれば、遠い昔の戦争と片付けられたかもしれない。しかし今回は、少し先の外国で今起きているものだと実感しながら、1つ1つを受け止めた。
ツアーの中でも最終日に訪れたアブチラガマが強く印象に残っている。真っ暗なガマの中は足場が悪く、いくら安全だとわかっていても、足がすくんだ。ガマの一番奥へと進み、そこは治る見込みのない負傷兵が送り込まれた場所だと聞いたときは、胸がぎゅっと苦しくなった。
戦争の悲惨さに触れるだけではなく、ツアーではまた沖縄の文化的豊饒性に接することができた。ソウルを感じられるロックを聴くことができたのは、旅の素敵な思い出となっている。
一人寂しくオンラインで勉強する日常から離れ、仲間や講師の先生たちと交流できた3日間は非常に楽しく、有意義な時間であった。憲法をしっかりと学べる理由から伊藤塾を選び、勉強を始めたころの初心に返ることができた。
様々な角度から沖縄を知るために、スタディツアーを企画してくださった伊藤塾スタッフの皆様、旅行会社の皆様、本当にありがとうございました。
伊藤先生、呉先生、平先生、懇親会だけではなくすべての活動において親身になって接してくださり心から感謝しています。ありがとうございました。