合格講座で徹底的に基礎力を身につけたことが合格につながりました

大学在学中短期合格

K.Sさん(23歳)
 

合格者
東京都在住
私立大学政経学部4 年在学中
受験回数:2回
受講講座:行政書士合格講座本科生、40点以上取る!記述式徹底演習講義、これで完成!一般知識等総まくり講義、うかる!行政書士ファイナル予想編、うかる!行政書士必須項目100

※プロフィールは、2010年度合格時点のものです。

はじめに

大学在学中に、国家資格を取りたかったことと、法律に携わる仕事がしたい!という思いから行政書士試験に挑戦することを決めました。
受験指導校の中で伊藤塾を選んだのは、伊藤塾に通う兄のすすめがあったからです。伊藤塾に通い、必死に勉強をする兄の姿を見ていたので、伊藤塾で学ぶことに迷いはありませんでした。

私がとった勉強方法

基礎段階の学習について

基礎段階で心がけたことは、講義で指摘されたマーカー箇所や重要度に応じたランク付けを基にメリハリのある学習をするということでした。
また、復習の際には、テキストで説明している事柄を逐一条文で確認し、本試験ではどのように問われているのかを過去問で確認するという方法をとっていました。
過去問を確認する際には、問題の肢ごとにテキストの該当ページを書き込んでいきました。この作業は、非常に大変でしたが、インプットとアウトプットの往復がしやすくなった分、学習時間の節約にもつながりました。

応用段階の学習について

この時期における最大のポイントは、“情報の一元化”です。これまでに使いこんできた「合格テキスト」に、スパイラルカードで初めて出てきた判例知識などを一元化していきました。
学習素材をひとつにまとめることは、学習時間の節約につながりました。と同時に、「これだけ学習すればよい!」という素材を作り上げることによって、学習上での迷いを払拭できました。
答練や模試を受ける際の最大のポイントは、“結果は気にせず、本試験のシミュレーションに徹する”ということです。なぜならば、(1)答練や模試は本試験問題ではなく、(2)実力が最高潮に達するのは本試験
当日なのだから、それ以前には点数がとれなくて当然だからです。それよりも、本試験のシミュレーションとして、前日の朝から当日の開始時間までの学習を含めたところの過ごし方と、試験中の時間配分に最も意識を注ぎました。
模試の復習は、重要知識問題にも関わらず間違ってしまった問題を中心にしました。また、正解した問題でも、解いている最中に迷ってしまった重要基礎知識に関して二度と迷わないよう、あやふやな知識を確固たる知識にするように努めました。

直前期の学習について

私の1 年目の敗因は直前期の過ごし方にありました。それは、直前期にこれまでに学習してきたこと全てを復習したくなり、それまでのメリハリをつけた学習とは逆の学習をしてしまったということです。
知識量を増やしたことにより、着々と積み上げてきた知識の質が下がったことが「合格点に2 点及ばない」という結果を招いたと思います。
そこで2年目の直前期には、(1)これまでに蓄積した知識を総整理すること、(2)知識の質を高めることだけに集中しました。これまでに作り上げてきたメ リハリ付けと弱点箇所の把握ができているテキストとオリジナルの過去問集(重要度や弱点により絞り込まれた問題集)を徹底的に繰り返しました。
覚えた知識は、時の経過により忘れてしまいます。しかし、どれくらい経つと忘れてしまうかは、科目・分野、自分の苦手度によって違います。そこで、「どの くらい触れていないと忘れてしまう知識なのか」を、過去問に記載した日付や手帳に書き残してきた学習履歴から分析し学習の優先順位を決めていました。

これから受験を目指す方へ

2年間の受験生活を終え今振りかえって思うことは、1年目の敗因を「知識不足」とはとらえずに、「基礎の甘さ」ととらえ知識の精度を上げる学習に励んだことは間違っていなかったと思います。
限りある時間の中で、知識量を増やす学習をしていたら、その分「基礎」といわれる部分の知識も疎かになり、メリハリある学習はできなかったでしょう。
これから受験される皆さん、苦しい時期、不安に駆り立てられる時期、いろんなことがあると思いますが志水講師の「合格への5つの法則」を胸に頑張っていってください。
最後になりましたが、志水講師、築山講師をはじめ、伊藤塾のスタッフの皆様、同じ目標を持って学習に励んだクラスの皆様、伊藤塾を通して本当に多くのことを学ばせていただきました。心より感謝しております。ありがとうございました。
(2011年2月・記)