司法試験の学習を活かして短期合格!明日の行政書士講座を聴き、勇気がわいてきました。
佐藤 喜慶さん(34歳)
中央大学法学部(通信)卒業
受験回数:2回
受講講座:うかる! 行政書士ファイナル予想編、行政書士試験シミュレーション、公開模擬試験
行政書士以外の受講講座:司法試験入門講座本科生 ※プロフィールは、2010年度合格時点のものです。
はじめに
司法試験のパンフレットで行政書士試験についての記載があり、司法試験と共通している科目があることと、法科大学院入試のため行政法を勉強するきっかけとして受験することにしました。
私がとった勉強方法
開始段階の学習について
自分がどれくらい点が取れるのか、時間不足になるのかどうか3 時間の使い方をシミュレーションしました。この時期に受験して自分の弱点を知ることによって本試験まで何をしなければいけないか把握することができました。
記述式問題対策について
記述式問題対策としては特に勉強する必要はないと思います。なぜなら、普段の勉強の時にインプットとしてキーワードを覚え、アウトプットでは過去問、模試の際に問題文をよく読み込みキーワードを問題の問いにあわせるように文章を作成すればいいと思うからです。
直前期の学習について
1回目の受験の際には最終模試を受講し、その後に受験会場でワンポイント解説を受けました。また、インターネット上で志水講師の解説講義を聴きました。本試験までの過ごし方などについても話されていましたので、モチベーションを高めることができました。
2回目の受験の際は、主に知識整理や過去問演習を行いました。さらに、行政手続法と行政事件訴訟法の条文をコピーして条文を素読しました。
伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度について
2009年に公開模擬試験を会場受講しました。試験後にライブでワンポイント解説がありました。解説集を渡されて自己採点をする前にこのような解説があることは復習をする際に有意義だと思いました。
直前対策講座はインターネットで受講しました。自分の時間があるときに受講することができました。また、インターネット上ではオープンスクールも配信しており、志水講師のお話を聴くことにより本試験に向けてモチベーションを維持することができました。
さらに、1回目の受験の際は伊藤塾のホームページ上のスタッフブログを読んでいました。特に直前期に読んだ一般知識等の文章理解について参考になり、本試験では全問正解することができました。
司法試験との兼業について
旧司法試験と法科大学院入試の勉強をしていましたので、行政書士試験の対策としては行政法以外の科目について特にすることはしませんでした。行政書士試験は行政法と民法でいかに点数が取れるかが合格できるかどうか分岐点になると思います。なぜなら、記述式問題が民法と行政法からの出題であり、かつ、配点が高いことにあります。
大学生の方は行政書士試験を受験されることをおすすめ致します。なぜなら、行政書士試験に受かれば法科大学院を受験する際にアドバンテージになると思いますし、また、法科大学院に行くことができなかったとしても、大学卒業後は独立開業して実務を経験するという選択肢があるからです。
「明日の行政書士講座」について
今まで行政書士がどのような仕事をしているかよくわかりませんでした。しかし、この講座をストリーミングで聴いてみましたら、行政書士ができる仕事が無限にあることがわかりましたし、実務家の講師の熱い話を聴いてがんばろうと勇気をいただくことができました。
最後に
今年は択一式で点数が取れませんでしたので合格しているとは思いませんでした。そこで、発表前に次回受験のためにオープンスクールを受講しました。過去問を繰り返し解くことよりも体系的に理解することの重要性を認識させられました。今後受ける司法試験にも共通することですので参考にさせていただきたいと思います。
志水講師はじめスタッフの皆さんありがとうございました。
(2011年2月記)