強い信念を持ち続け、夢を実現することができました
柿崎 繁紀さん(35歳)
◆受 講 講 座/行政書士合格講座(行政法)、重要論点集中ゼミ(一般知識等)、公開模試 ※プロフィールは、2011年度合格時点のものです。
行政書士との出会い
旧司法試験を7年受験するも、全く芽が出ませんでした。そこで、行政書士の知人と相談して「いち早く実務に出る」と方針転換。2010年から行政書士試験に取り組みました。伊藤塾を選択したのは、この知人も伊藤塾で学んだからです。
受験勉強中に、辛かったこと・嬉しかったこと
辛かったことは、何よりも前回の不合格。記述式が壊滅、文章理解は0点でした。翌年の司法書士も不合格。過去問をやっても歯が立たず、「過去問に裏切られた」との感情だけが残りました。
嬉しかったことは、後の模試での基準点突破。それまでの勉強が報われつつあると実感して本試験に進めました。
私がとった勉強法
(1)開始段階の勉強法について
1、目標と相談 目標は『択一と一般知識だけで合格。記述と文章に頼らない』とし、志水晋介講師に相談。次の2つを教えられました。
ⅰ)行政法と民法の体系的な理解が足りない→体系からやり直す。
ⅱ)過去問も演習不足→過去問をやり込む。
2、計画と実行 志水講師担当の「行政書士合格講座 基礎力完成マスター行政法」を受講することとし、試験日までの計画も自らカレンダーを作りました。
テキストは「総合テキスト」、過去問は「総合問題集」「年度別過去問」を次のように使用しました。
ⅰ)行政法・自治法・基礎法学・一般知識等は、テキストで重要事項を確認してから過去問演習。司法試験で経験のある憲法・民法・商法は過去問から。
ⅱ)一般知識は、「重要論点集中ゼミ」(築山祐子講師担当)と高校生用の政治経済の教科書も利用。
ⅲ)過去問は、総合問題集を全問2巡(3巡目は間違えた問題のみ)、年度別過去問は週1回時間を計って各年4巡。解答は直に書き込み、「次回は前回の答えを信頼しない」(それでも「重要なのに間違える肢」が出るので、自ら絞り込みが可)。最終的に3時間を2時間半で完了。
ⅳ)演習後は総合テキストに注意点を記入。講義レジュメも挿入。テキストの解説データも平成23年度に引き直し。
(2)直前期の勉強法について
1、模試 目標は毎回180点以上。当塾の「全国公開模試」は2回だけなので、他校でも4回受験しました。復習は、解説講義を聴いてBランク以上の問題を保存しただけです。
2、本番 会場は明大和泉にしました(以前の模試で基準点を突破したので縁起担ぎ)。当然時間厳守ですが、トイレの問題は避けられません。現に私は都合3回行きました(当日は開始25分前から退室を禁じられたので、「我慢できない」と言って事前に用を済ませました)。
試験中は大変体が軽く、終了時に合格を確信しました。「合格・成幸とはこういうことか」と思ったほどです。試験官の指示に振り回されなかったからでしょう。「本試験は私を救ってくれる」と念じたからでもあります。
(3)総論「私の合格ポイントと反省ポイント」
総合成績は226点。行政法が19問中14問(志水講師も「大したもんだ」と御満悦)、民法が9問中7問。一般知識が6問、文章が3問、記述が56点でした。
目標が『択一と一般知識だけで合格』のところ、結果158点。記述と文章に助けられたものの、「思考は現実化する」(ナポレオン・ヒル)の言葉どおり、「本試験は私を救ってくれ」たのです。
自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー
個別フォローは「塾生の部屋」と直前に開催された学習会を利用しました。
最後に
いよいよ今年度中を目標に「世界一輝く法律家」として実務家デビューします(本試験直前に「1,000人二人三脚ギネス記録達成」の会に参加、世界一を達成したので)。
司法試験合格を決意して9年。得られたのは行政書士一つでした。しかし、この一つが私の成幸人生の始まりであり、当塾での教えを実践した結果です。勿論、次のステップアップ実現にも取り組んでいます。
「自分を信じること。成功する方法を習得できると信じること」。そうして「すばらしい一日が…週が…月が…年が積み重なれば、最高の人生になるのです。」(マイケル・ボルダック「目標達成する技術」)。
志水・築山両講師、スタッフ、両親他支援してくれた全ての皆様に感謝します。皆様の今年の合格もお祈りします。
受験勉強中の思い出
▲総合テキストの扉。志水講師直筆の激励のサインが入っている。左は自分の目標を印刷したカード。
▲総合問題集活用の一例。赤や青で間違えた肢をチェックしている。別紙は問題集に収載されていない行政法の過去問。