ボロボロのテキストが努力の証!主婦業と両立しながら見事に合格!
Y.Sさん(46歳)
◆受 験 回 数/2回
◆受 講 講 座/行政書士ペースメーカー講座 ※プロフィールは、2011年度合格時点のものです。
行政書士試験との出会い
46歳主婦がやりがいのある仕事に巡り合うのは簡単ではない。資格をとってみたらという友人の言葉を頼りに、書店の資格コーナーのタイトルを端から順に眺め、唯一、心が動いたのが法律の資格。たまたま手にしたのは伊藤塾「うかる!行政書士入門ゼミ」(日本経済新聞出版社)だった。あまたある資格の中から消去法で選んだとも言える行政書士資格との出合いだった。
受験勉強中に、辛かったこと・嬉しかったこと
一年目は通信学習を選び、不合格。法律科目は合格点に達していたものの、一般知識等で失敗した。何が敗因なのかわからなかった。落ち込み、半ば腐った私がもう一年やり切るとしたら誰かの力が必要だった。そこで、最初に縁をもたらした伊藤塾にやぶれかぶれで連絡し、志水講師と電話でお話する機会を得た。
志水講師はお忘れでしょうが、この時、「腐らず頑張りましょう。絶対に形になります!」と背中を押されていなければ今の私はない。
さらに、この時、指摘されたこと、「知識があるというが、それは使える知識か」「落としてはいけない問題をきちんと正解できたか」、この2点は、まさに私に欠けていたポイントであり、行政書士ペースメーカー講座を受講するなかでも繰り返し叩きこまれた言葉だった。前年度、テキストも過去問も繰り返しこなし、公開模試でも「合格圏内」だった私が不合格だったのは、(1)丸暗記していただけで使える知識ではなかったこと、(2)一般知識等で得点しやすい情報関連の学習が足りなかったこと、(3)行政書士試験という“敵”を理解していなかったことが大きい。
私がとった勉強法
行政書士ペースメーカー講座は在宅受講だったが、日程通りにパソコンに向かうことを課し、科目ごとの完成問題集や添削課題は必ずこなした。やる気が出ない時でも、とにかくインターネットをつないだ。聞き流しているようで、肩の力を抜いて受講することでかえって理解が進むこともあった。
スパイラルカードには、相当するテキストや問題集、パワーポイント図解集を切り貼りし、情報の一元化を図った。ボロボロになったスパイラルカードをみれば、これだけやったのだから大丈夫!と本試験当日の自信にも繋がった。
一般知識等対策としては、試験官に高校の先生が加わったと聞いたこともあり、大学センター試験用の政治・経済、現代社会の問題集も購入し取り組んだ。本試験当日、パラパラ見ていた内容が出題されたこと、足を引っ張った前回とは打って変わって本試験で高得点できたことを考えると功を奏したと思う。情報関連に関しては、伊藤塾の講義のみで十分に対応できた。覚えるべきポイントを絞り込んで教えていただき、「この勉強をしていたら前年に合格できた」と悔やまれた。
本試験の問題は一問目から順に均等の力で取り組む必要はないことも伊藤塾で教わった。本試験時、難易を見極めながら効率的に解け、時間が足りず焦った前年とは違い、大幅に時間も余った。
最後に
このように、使える知識とともに闘い方を習得できたことが合格に結びついたと信じている。とはいえ、勉強をすればするほど不安は増し、焦って何をしたらいいのか混乱することもあった。そんなとき、志水講師はじめ伊藤塾の皆様にどれだけ指針を与えられ、勇気づけられたかしれない。受験勉強の域を超えて、“法律家としての在り方”や“生き方の極意”までも教えていただけたように思う。
たまたま出合った行政書士試験の勉強だったが、何がしたいのかさえわからなかった主婦の私が、法律の奥深さや面白さのとりこになり、もっと法律を勉強したいと願うまでになった。励まし支えてくれた夫と娘、友人たちにも感謝している。
背中を押され踏み出した小さな一歩が一生の財産になった。ありがとうございました。