直前期に受験経験者向け講座のテキストを繰り返したことで知識がかなり整理できました。
小笠原 ますみ さん(43歳)
◆ 受験回数/ 4回
◆ 受講講座/行政書士ペースメーカー答練(現:合格答練、以下合格答練)、公開模試、受験経験者向け講座、民法・行政法条文徹底解析講義
◆ 合格年度の学習開始時期/ 2014年1月
行政書士試験との出会い
現在従事している事務職で、諸々の免許・許可更新の手続きを行政書士の方に依頼することがあり、自分でもできたらいいなあと思ったのがきっかけです。法律学習はそれまで全く皆無。1 年目は某受験指導校の通信講座を受講したのですが、膨大な記憶事項と難解さ、うまく連動せぬインプットとアウトプットに戸惑いと不安を拭えぬまま初試験に臨むこととなり、案の定の惨敗で終わりました。
伊藤塾との出会いは、その年に受けた模試です。鋭く丁寧な傾向分析、わかりやすい解説…目から鱗が落ちるようで、次は伊藤塾で頑張ろうと即決心。2012年から塾生となりました。
私がとった学習方法
3度の失敗をふまえ、4年目はそれまで受講していた合格答練に受験経験者向け講座を加え、平林講師のご指南の元、テキスト中心に知識の精度を高めつつ、それらを上手くアウトプットに活かしてゆく学習を目指しました。受験経験者向け講座のテキストはQ&A方式で構成されており、インプット&アウトプット両側面からアプローチできます。知識を確認し、問題文のどの語句に反応し何を思い出してどう答えを導いていくかを、フローチャートを見ながら訓練。講義や問題演習で得られた知識はすべてこのテキストに集約し、何度も見返しました。
単純な記憶事項は縮小コピーした図表や自作の問題を、普段何気に目線がいくボードやパソコンに貼ったり、スケジュール帳に挟んだりして、とにかく何度も見るようにしました。解いた問題は答練の問題と過去問(過去5年分)、模試のみです。答練や模試の問題はよくあるひっかけや頻出事項などをしっかり網羅していて、良問揃いだったと思います。解く過程を丸覚えするのではなく、思考過程を意識しながら解くようにしました。
開始段階の勉強方法について
受験経験者向け講座のテキストの復習を加速。本試験2 ヶ月前あたりから、「丁寧に1回繰り返す」よりは「メリハリつけて数回繰り返せ」との平林講師のアドバイスを実践しました。記憶作業に追い込みをかけ、どうしても間違えるor 思い出せない弱点項目をすべて1 冊のノートに集約して繰り返し復習。答練の問題などをさらい、知識の精度を確認しました。
私の合格ポイントと反省ポイント
「繰り返した」ことが功を奏したと思います。直前期に受験経験者向け講座のテキストを数回繰り返したことで知識がかなり整理できました。記憶しても忘れるということを前提に、殊更弱点に関しては何度も目にし、条文も定期的に音読したりして定着を心がけました。
失敗だったと思うことは、体調管理です。職場の繁忙期である夏、ここで勉強を疎かにしてはまた落ちると睡眠時間を削って無理をした結果、大きく体調を崩ししばらく寝込む事態に。
こうなると勉強どころではなくなってしまうので、学習計画には余裕を持たせ、できるだけ規則正しい生活を心がけるようにすることが肝要だと思います。
伊藤塾講師・スタッフとのエピソード
試験直前にいただいた直筆メッセージは、当日の心強い味方でした。
伊藤塾でお世話になった3年のうち最初2年が志水講師、最終年は平林講師。昨年の本試験は過去にいただいた3枚すべて持参しました。パソコンの向こうにいつも拝見していた講師方の手書きは、本試験前に気持ちを落ち着かせてくれもしました。
最後に
合格発表から1ヶ月以上経ちましたが、達成感以上に感謝の気持ちが今も尚込み上げています。伊藤塾の皆様、そして家族のサポートなしには為し得ませんでした。
諦めず目指し続けてよかった。そうさせてくれた方々に、心から感謝です。
受験勉強中の思い出
一言一句気を抜けない行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法。受験経験者向け講座のテキストの条文ページはたくさん書き込めるので、情報を一元化するのに大変役立ちました。憲法の条文ページも同様。
無印良品の蛍光ペン。辞書に使っても裏写りしないので重宝していました。青は好きな色で特に多用しておりました。