行政書士・司法書士をめざして!
楢林 嗣英 さん(47歳)
◆ 受験回数/ 2回
◆ 受講講座/司法書士入門講座、司法書士受験生向けスピードマスター講座、合格必勝フルパック
◆ 合格年度の学習開始時期/ 2017年1月
※プロフィールは、2017年度合格時点のものです。
行政書士試験との出会い
運良く宅地建物取引主任者試験を1回で合格したのがちょうど20年前。特に目指すものもなくただ流されるままに社会に出て、自分の無力さを思い知らされ、悔しさや向上心の入り混じる中、努力をかたちにできる資格取得のために学ぶ時間は、尊いものでした。その時に行政書士、司法書士は自分の目指す道となりました。
私がとった学習方法
開始段階の学習方法について
2017年1月、なんとしても行政書士試験に合格したいという気持ちになりました。司法書士受験生向け「行政書士スピードマスター講座」を知り、即、受講を決断しました。実は他社の行政書士試験対策の通信講座を受講していましたが、特に行政法が何度聞いてもさっぱりわからず、不合格になってしまう……という危機感がありました。
伊藤塾の講座を視聴し「これが一流の講師というものか……」と感動したのを覚えています。
私のとった学習法はシンプルです。「これはついていける!」となった講師の講義は最低でも2回は繰り返し視聴します。そして、一問一答式問題集で肢別に答えられるように何度も繰り返しました。弱い分野があればその該当部分は講義を3回、4回と視聴しました。
民法と行政法については絶対に盤石な基礎を意識すべきです。努力が裏切られない分野だと思います。私も学習範囲を広げてしまうことがあり、反省していますが、何に集中し何を手放すかは最も大切なことです。手放さないと大切なものは手に入りません。勇気を持って欲しいところです。
直前期の学習法について
私は直前1ヶ月までは淡々と講義を視聴、一問一答式問題演習をしておりました。大嫌いな一般知識等や苦手な行政法は平林講師の講義を視聴し、条文については「条文から押さえる! 徹底解析講義」をできるだけ集中して視聴していただけです。一問一答についてもいろいろと手を広げてしまいましたが、結局は「択一式厳選600肢スピードチェック講義」、記述についても「記述式厳選60問スピードチェック講義」で十分だったのではないかと思います。
最後に
冒頭にある通り、行政書士を最初に目指したのはもう随分前になります。残念ながら、当時、非常に拘束時間の長い仕事に携わっており、自分の根性では両立はできませんでした。景気の波にも非常に左右され、かなりの覚悟で拘束時間に比較的余裕のある契約社員となり相当の準備をして、絶対に合格するつもりで受験しましたが、結果、一般知識等の基準点が超えられず不合格。努力をふみにじられた思いでした。今でもあの時の悔しさを覚えています。こうして、資格取得に関しては心の片隅に悶々としたものを抱えながらも一旦やめることになりました。
40歳を超え、自分の人生を少し深く考えた時に、自然に行政書士試験をもう一度受けてみよう、頑張ってみよう、ということになりました。
法律の資格をもって、困っている方、立場の弱い方の力になれる。子どもの時に憧れた「正義の味方」になれるかもしれない。「誇りの持てる行い」をして、それを仕事にできる可能性がある。20代、30代の紆余曲折した時代を何とか乗り越えられた自分に、その目標を逃す理由は何もありませんでした。
今の自分を受け入れ、今の環境を受け入れ、今できる努力を少しでも重ねる、今できる努力を少しでも続けていく。
私はたまたま今年、ラッキーだっただけです。出来るだけ謙虚に、甘いながらも克己心を大切に、感謝の気持ちを大切に、世の中をより良くするためのツールとして法律をこれからも学んでいきたいと思っています。
伊藤塾の皆様、どうもありがとうございます。