忙しい中でも、カウンセリングを月に1度は利用し、やるべきことをはっきりさせました

仕事・家事・子育てをしながら合格!

渡辺 朝日さん
 

◆ 受験回数/9回
◆ 受講講座/行政書士合格講座 本科生、行政書士中上級講座 上級コース、行政書士試験超直前対策ファイナルチェック講義、夏期・直前対策講座、各種ゼミ、公開模擬試験
◆ 合格年度の学習開始時期/2017年12月

※プロフィールは、2018年度合格時点のものです。

行政書士試験を目指したきっかけ

長い間専業主婦でしたが、必要に迫られ再就職した先が、国際業務を専門とする行政書士事務所の補助者の仕事でした。ここで資格取得の勉強をしていた同僚に触発されたのが、行政書士を目指したきっかけです。
初めは独学で勉強していましたが、次第に行き詰まりを感じるようになりました。そんな時、知人に紹介されたのが伊藤塾でした。前年の試験ではそれまでより点数は伸びたものの、合格には至りませんでした。リスタートするにあたり、「今回の受験が最後」という不退転の覚悟を持って勉強を始めました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

(1)勉強法について
「上級インプット講義」テキストは平林講師オリジナルで、Q&Aと設問という斬新な作りになっていて、覚えておかねばならないところが明確です。「記憶の精度を上げる」「テキストを愚直に繰り返し読む」、この2つに重点を置きました。
「ハーフ模試」を控えた7月頃から、通称「全テキスト高速回転」を始めました。具体的には、7・8月は1ヶ月で1回転、9・10月は2週間で1回転、直前期は伊藤塾の書籍「行政書士必修項目115」を併用してAランクのみ繰り返す、という方法です。民法は、今回の受験勉強スタート時から数えて10回転以上させたかと思います。
模試については、点数のみに一喜一憂せず、成績表の正答率を確認し、とるべき問題がとれているかということに注力して、正答率の低い問題に多くの時間を割かないように気をつけました。「やらないことを決める」、これも行政書士試験の勉強においては大切なことかと思います。
(2)合格のポイントと反省ポイント
カウンセリングを月に一度利用し、勉強の進捗状況、模試のスコアを平林講師に報告して、翌月のマイルストーンを提示していただいたことが、合格のポイントです。おかげでやるべきことがはっきりしました
反省ポイントは、条文学習の方法が安定しなかったことです。一時期、条文の音声を聞く方法を取っていました。直前期に差し掛かった頃「目で条文を追うことを怠るべきでない」と平林講師より指摘を受け、音声を聞く時も条文を目で追うようにしましたが、もっと早くそうしておけば条文問題の取りこぼしを減らせたのでは、と感じています。

伊藤塾講師とのエピソード

民法が苦手だった私は、ゼミでも平林講師にお世話になりました。講師から当てられるので最低限は答えられるよう頑張るのですが、突っ込んだ質問になると答えられない…(泣)。
平林講師がいつも仰る「平均的な合格者はここまで答えられる」、これを意識してきたことが、今回の本試験の記述式に繋がり、合格を引き寄せることができたのではないかと思っています。
それから、私は本試験を日本大学経済学部で受けたのですが、激励にいらした岡講師からアメをもらいました。フッと気持ちが楽になり、明るい気持ちで試験開始を待つことができました。何気ないことかもしれませんが、本当に嬉しかったです。

最後に

本試験を控えた10月末、勤務先を出ようとしたところで倒れて動けなくなり、救急搬送されました。肩こりからくる頭痛が度を越えて嘔吐したのですが、そのくらい直前期は緊張し追い込まれていたのだと思います。必要な知識が習得できていても、それを発揮できなければ元も子もありません。「年に1回の3時間を戦い抜くコンディション」も合格には欠かせないアイテムです。体調管理も受験勉強に必要なものとして気に留めていただけたら、と思う次第です。

受験勉強中の思い出

使用教材

「上級インプット講義」のテキストは、教科ごとにマスキングテープでカラーリングして教科を識別しました。
使用教材

受験期を支えてもらったパートナーからもらった名刺入れと、誕生日祝いの読書ノート。