POINT.1 各科目の分野・論点ごとの答案の型の習得
実践編では、一歩進んだ分野・論点対策により、より応用の利く答案の型を学びます。
POINT.2 優秀答案の検討により、自己の答案のレベルを把握する
「力をつけた後にもう一度聴きたい。」多くの合格者が実践編をこう評しています。力をつけたあとに、優秀答案の簡明さや、緻密さを確認し、自分の力として身につけることができます。

【時間】　全36時間
　(憲法6時間、民法7時間、刑法8時間、商法3.5時間、民訴法3.5時間、刑訴法4.5時間、行政法3.5時間)
※商法　‥商法総則・商行為も扱います。手小切手は扱いません。
【使用教材】　伊藤塾オリジナル教材　
*教材発送:あり *テキストデータ掲載:なし <X05クラス配信期限 17/11/30>　
 
◎科目ごとの特長
[憲法]
まず、人権分野についてですが、総論として、基本である人権処理パターンを踏まえて、人権処理パターンを使いにくい場合や使えない場合についての答案の型の取得を目指します。また、近年、流行しつつある三段階審査についても、その使い方について簡潔に言及しています。その上で、人権分野の各論点についての論証、処理のポイントを確認します。
次に、統治分野についてですが、総論として、統治の問題の基本的な処理方法を学び、その上で、各論点の論証、処理のポイントを確認します。手が回りにくい統治分野について、短時間で総まとめができるように構成しています。
扱う問題：　講師作成オリジナル問題・旧司過去問(計2問)
[民法]
請求→要件→論点という基本の型を踏まえて、代理、物権請求、売買契約、債権の一生、不法行為などの各分野についての答案の型の習得を目指します。民法の各論点について、論証、処理のポイントを確認します。
また、近年の民法の論文問題は、理論構成をしっかりと問う問題と当てはめ重視の問題に分かれますので、それぞれの処理についても言及していきます。
扱う問題：　講師作成オリジナル問題・旧司過去問(計2問)
[刑法]
まず、刑法総論については、体系を意識する総論の型を踏まえて、3つの体系ごとに各分野の答案の型の習得を目指します。その上で、各論点の論証、処理のポイントを確認します。また、近年、出題頻度の高い共犯分野については、処理方法を丁寧に説明して、共犯のあらゆる問題に対応できる力を身につけていきます。
次に、刑法各論については、構成要件の検討を意識する各論の型を踏まえて、犯罪ごとの答案の型の習得を目指します。各論点について、構成要件・条文の文言の中で問題となることを意識し、処理のポイントを確認します。また、近年、多くの犯罪・論点についてコンパクトに処理することが要求されているので、そのような問題に対応できる力を身につけていきます。
扱う問題：　講師作成オリジナル問題・旧司過去問(計2問)
[商法]
会社法の中でも出題頻度の高い、株式、役員などの責任についての種々の論点にとどまらず、商法総則・商行為、会社法総則や設立などなかなか手の回りにくい分野についても処理方法を確立し、答案の型の取得を目指します。また、ロースクール入試、新司法試験をみても、最新の議論からの出題が相次いでいますので、その点についても押さえておきたいポイントを学んでいきます。
扱う問題：　講師作成オリジナル問題(1問)
[民事訴訟法]
訴訟物に端を発する4類型モデルを理解した上で、弁論主義・既判力といった出題頻度の高い分野のみならず、訴訟の流れを意識してあらゆる分野について網羅的に答案の型の習得を目指します。
扱う問題：　講師作成オリジナル問題(1問)
[刑事訴訟法]
捜査・公判・証拠という出題頻度の高い分野を中心に、最新判例があり、出題の可能性が高まっている論点についても説得的な答案が書けるように、答案の型の習得を目指します。
扱う問題：　講師作成オリジナル問題(1問)