担当:秋島成宏講師からのメッセージ♪
近年の司法試験においては、いわゆる「典型論点」や、「判例百選掲載レベルの有名判例をベースにした事案」が数多く出題されており、初期と比較して事前対策が立てやすくなっています。一方で、いずれの科目も問題文の分量・設問が多く、高い事務処理能力が要求されており、基本問題と難問(現場思考の問題)を速く正確に見抜いた上で、時間内にバランスの良い答案を書き上げることができるかが合否のポイントになっています。このような近年の出題傾向に対応し確実に合格レベルの答案を書くためには、一般的・抽象的な意味での「答案の書き方」では足りず、科目ごとの重要分野につき事前に論文用知識を整理し、具体的な処理手順を確立することが必要不可欠となります。そこで「基本書/百選で学ぶ 重要知識完成講義」では、多くの合格者も使用した論文対策に最適なテキストを用いて、今後も繰り返し出題が予想される重要分野につき事案・論述のポイントを整理することで論文用インプットの完成を目指します。
さらに、「演習書で学ぶ 司法試験合格答案」では、多くの合格者が実際に使用し定評もある「演習書」を用いて、合格答案を作成するために必要な総合力を養成します。具体的には、当該科目の全範囲について、判例・通説の考え方をベースにした説得的かつコンパクトな論述例を解説することでテーマ毎に知識を体系化し、演習価値の高い問題について答案例を使いながら最終的な合格答案の形を示します。これら講座を通じて、条文・判例の基本的かつ正確な知識をどのように組み立てて司法試験レベルの問題に立ち向かうべきかを体得してください。
日程
刑事訴訟法:2024/9/18(水)18時配信開始予定
刑事訴訟法を除く他6科目:今すぐ受講できます <配信終了日 2026/7/31>
(*憲法のみ 配信終了日 2025/7/31)
教材発送:なし
※憲法は、新規収録の講座を後日ご案内予定です。使用書籍も決まり次第ご案内いたします。
講座内容
7科目 全90時間でスピード完成!
短時間で試験に重要な分野を重点インプット!
本講座は、『目標とする司法試験に合格するまでの「知識不足」を解消したい。ライバルとの差をなくしたい。答練に挑める実力を身につけたい。』そんな受験生の悩みに応えて誕生した講座です。試験に頻出の「核」となる分野を厳選し、集中して短時間で扱うことにより、答練や本試験で論文を書くための基礎体力を身につけ、その「核」を得意分野とするレベルまで実力を磨き上げます。
本講座の使用教材は、司法試験受験生に定番の書籍を使用しています。本試験の出題傾向から考えて、基本的な思考方法から学習すべき科目はいわゆる「基本書」を使用し、事例主体での学習が効果的な科目は「判例百選」を使用と、最も学習効果を高めた講座構成としています。
POINT1 試験頻出テーマを厳選!必ず修得すべきものを身につける!
試験で納得の結果が出ない。長文事案や、応用的な問題になると、論点の抜けや整合性に苦心して対処(答案化)することができない。それは単純な知識の穴だけではなく、体系立った知識の整理、根本の理解の不足など、複合的な要素が絡み合って生じる結果です。
目標とする司法試験に合格するまでの「知識不足」を解消したい。ライバルとの差をなくしたい。答練に挑める実力を身につけたい。そんな受験生の悩みに応えて誕生した待望の新講座です。
試験に頻出の「核」となる分野を集中して短時間で扱うことにより、答練や本試験で論文を書くための基礎体力を身につけ、その「核」を得意分野とするレベルまで実力を磨き上げます。
POINT2 使用教材は、受験生定番の基本書または判例百選
誰でも手軽に身近に講義を受講して欲しい。その想いから、本講座の使用教材は、司法試験受験生に定番の書籍を使用しています。本試験の出題傾向から考えて、基本的な思考方法から学習すべき科目はいわゆる「基本書」を使用し、事例主体での学習が効果的な科目は「判例百選」を使用と、最も学習効果を高めた講座構成としています。
POINT3 司法試験の合格に直結する形での学習法の獲得
各科目ごとに一貫して「核」となる重要分野の知識・理解を身につけることができれば、その他分野の「肉付け」も容易となり、どんな出題にも対応することのできる知識の基盤が完成します。本講座を通じて得た学習法は、結果として全範囲の学習時間を短縮することにもつながり、司法試験の合格に直結する形で学習効果を得ることができます。
【時間】
憲法10時間、行政法11時間、民法19時間、民事訴訟法13時間、会社法13時間、刑法19時間、刑事訴訟法13時間
※憲法は、新規収録講座を後日ご案内予定です。
【担当】 秋島 成宏 講師
【使用教材】 *各自でご用意ください。
憲 法 判例から考える憲法[初版](法学書院)
行 政 法 基本行政法[第4版](日本評論社)
民 法 民法判例百選Ⅰ 総則・物権[第9版](有斐閣)、民法判例百選Ⅱ 債権[第9版](有斐閣)
民事訴訟法 民事訴訟法判例百選[第6版](有斐閣)
会 社 法 会社法判例百選[第4版](有斐閣)
刑 法 基本刑法Ⅰ[第3版]、基本刑法Ⅱ[第3版](日本評論社)
刑事訴訟法 刑事訴訟法判例百選[第11版](有斐閣) NEW
取り扱いテーマ
憲法 | ・三段階審査論(保障・制約・正当化) ・違憲審査基準 ・法令違憲と適用違憲 ・人権各論(表現の自由、思想良心の自由、信教の自由、職業選択の自由、財産権、プライバシー権、平等権など) |
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行政法 | ・訴訟要件(処分性、原告適格、訴えの利益) ・行政立法(裁量基準、委任立法) ・行政裁量 ・訴訟類型、仮の手段 ・国家賠償、損失補償 |
民法 | ・意思表示 虚偽表示、錯誤、詐欺 ・代理全般 ・時効 ・不動産物権変動 ・担保物権全般(抵当権、動産売買先取特権、譲渡担保権、法定地上権) ・債権の効力 ・債権譲渡 ・責任財産保全(債権者代位権、詐害行為取消権) ・契約各論(売買、賃貸借、請負) ・不当利得、不法行為 |
会社法 | ・株式全般 ・資金調達(新株発行、新株予約権発行) ・利益相反取引、競業取引 ・取締役会、株主総会全般 ・役員等の損害賠償責任 ・組織再編 合併、会社分割など |
民事訴訟法 | ・訴訟要件(訴えの利益、当事者適格、重複訴訟の禁止など) ・処分権主義 ・弁論主義 ・既判力(時的限界、客観的範囲、主観的範囲) ・共同訴訟 ・訴訟参加(独立当事者参加、共同訴訟参加、補助参加) ・上訴 |
刑法 | ・構成要件該当性(不真正不作為犯、間接正犯、因果関係論、錯誤論) ・正当防衛全般 ・共同正犯(共謀共同正犯、共謀の射程、共犯からの離脱など) ・財産犯(窃盗罪、詐欺罪、強盗罪、横領罪、背任罪など) ・社会的法益 放火罪、偽造罪 ・国家的法益 賄賂罪 |
刑事訴訟法 | ・強制処分と任意処分 ・逮捕勾留全般(準現行犯逮捕、別件逮捕勾留、再逮捕再勾留など) ・令状による捜索差押え、逮捕に伴う捜索差押え ・接見交通権 ・訴因変更の要否、可否 ・自白法則、違法収集排除法則 ・伝聞法則 |
受講された皆様の声をご紹介します♪
◆わからなかったことが理解できる
百選を使用する科目では、事案からしっかりと読み込んでいく進行が好印象でした。同時に基本的な考え方をしっかりと教えていただいた点もよかったです。それと、特に民事訴訟法判例百選の90番「反射効と共同訴訟」についての解説がとてもわかりやすく秀逸で長年よくわからなかったことが一瞬で理解でき、とても感動しました。
◆今後の勉強がしやすくなる
司法試験や予備試験で狙われそうな論点や、百選掲載の判例を説明しながらの講義だったので、勉強がしやすくなった。司法試験の過去に出題された箇所を示しながら、今後どのように勉強していけばよいのか示していたのがよかった。