【決定版】司法試験論文式の勉強方法総まとめ

「司法試験って制限時間内に論文を書かなきゃいけないらしいけど、どうやって書けばいいんだろう」
「そもそも論文の勉強って何をすればいいんだろう」
「論文って人によって書き方が違うはずなのに、全員に共通した勉強方法なんてあるの?」
などとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
司法試験の天王山とも言える試験は論文式試験で、制限時間内に一定水準の論文を書き上げる必要があります。
マークシート式の短答式試験と違い、一から法律の論文答案を書き上げるというのは、事前に訓練をしておかないと対応できません。
ここでは論文式試験の勉強方法を解説していきますので、これから論文の勉強を始める方、論文の勉強に迷われてる方はぜひこの記事を参考にして論文式試験を突破しましょう。
【目次】
1.論文の勉強を始める前に
1-1.先輩の話を聞いたり、合格体験記を読んで今後の勉強計画をイメージする
1-2.合格までに必要な勉強を明確にして、スケジュールを立てる
2.具体的な論文式試験の勉強法
2-1.アウトプットと過去問重視の勉強をする
2-2.手を広げすぎず教材は一つに絞る
3.基礎知識のインプットについて
4.アウトプットのやり方
4-1.論文の書き方の基本を理解する
4-2.事前に論証を準備しておく
4-3.ひたすら問題を解き、論点の抽出方法を覚える
4-4.あてはめを丁寧に行う
4-5.制限時間内に答案を書き切る訓練をする
5.過去問の重要性
6.判例集を使うべきか否か
7.写経は有効か
8.まとめ
1.論文の勉強を始める前に
実際に論文の勉強を始める前に確認しておいた方がいいポイントを2つご紹介します
1-1.先輩の話を聞いたり、合格体験記を読んで今後の勉強計画をイメージする
実際に論文の勉強を始める前に、論文式試験合格のために必要な学習を把握する必要があります。
大学の先輩、受験仲間などに勉強方法等を聞いておくのもいいですし、合格体験記などを利用して合格者の勉強方法を学んでおくのもいいでしょう。
合格体験記には、複数の合格者がそれぞれ採ってきた勉強法やときには失敗談なども記載されており、合格に必要な学習を把握する上で有用です。
もっとも、合格に必要な学習は人によって異なるため、合格体験記を参考にしながら、自分に合った勉強法を確立することが大切になります。
※合格体験記の一例
→論文マスターが最上の教材!これを繰り返す学習が一番の論文学習法
1-2.合格までに必要な勉強を明確にして、スケジュールを立てる
司法試験の論文式試験は、基本法律科目7科目に選択科目を追加した計8科目で行われ、その科目数の多さ、内容の難しさで学習期間が長期にわたる事が多い試験です。
そのため、ゴールから逆算して綿密な学習スケジュールを立てることが大切です。
闇雲に勉強しても非効率的な勉強になることが多く、間違った方向で勉強を進めていてはいつまでたっても合格は近づいてきません。
合格までに何をいつまでに勉強すべきなのかを明確に設定することで、学習の進捗状況を可視化します。
そうすることで、自分が確実に合格に近づいていることを実感することができ、モチベーションのアップにも繋がるでしょう。
スケジュールを立てるにあたっては、周囲に聞いたり合格者の話を聞いたりして自分に合う学習スケジュールを立てることが重要ですが、予備校の入門講座等を利用してスケジュールを管理する方法がおすすめです。
また、予備校のスケジューリング制度を利用すれば、専門のスタッフが合格までの最適なスケジュールを提供してくれます。
2.具体的な論文式試験の勉強法
論文式試験で問われる知識は、短答式試験で問われる知識よりも狭いです。
そのため、知識を答案上で示せば示すほど点数をもらえる試験ではなく、具体的な問題(事案)に対していかに基本的な知識から妥当な結論を導き出せるかどうかという試験になります。
また、試験内容は、まだ議論がし尽くされていない未知の問題も出題されるため、基本的な法律知識を用いて妥当な結論を導き出し、それを答案上に法律的な文章として表現する能力が求められます。
しかも、論文式試験には厳しい制限時間があります。
法律文書を書く訓練をしておかないと、どんなに知識が合っても制限時間内に答案を書き上げる事は難しいものです。
まずは基本的な法律知識をインプットすることになりますが、それ以上に時間内に論文を書き上げる訓練をすることが重要であると言えるのです。
2-1.アウトプットと過去問重視の勉強をする
知識の穴をなくす為にも、インプットを完璧にしてからアウトプットの勉強に移行しようと考える方が非常に多いです。
たしかに、知識を網羅的に学ぶことは、他の論点を理解し、その深度を深めるためにも重要であることは間違いありません。
しかし、司法試験は単に知識の量を吐き出すだけの試験ではなく、法律をもって具体的な事案をどのように解決するのかを検討させる試験です。
そのため、いかに知識をインプット出来ていたとしても、それが具体的な事案と結びついていなければ司法試験の問題を解く事はできません。
また、法律の勉強は抽象的で無味乾燥な部分が多いため、アウトプットを通じて具体的な事案を解決する過程で知識を蓄えたほうが記憶に残りやすいということもあります。
そのため、司法試験の勉強としては、まずインプットをできる限り早く終わらせる必要があります。
あわせて、学習初期の段階から、論文の答案を書く練習をすることが、司法試験の合格には必須となります。
また、演習書や判例集を何冊もこなすよりも、まずは過去問を解くことが重要と言えるため、過去問を重視した勉強をすることを心がけましょう。
2-2.手を広げすぎず教材は一つに絞る
司法試験は、2,000時間前後の勉強時間で合格する人もいれば、5,000時間勉強したとしてもなかなか合格まで辿り着けない方もいる試験になります。
極端な話1日10時間以上勉強していても合格できない方もいるし、1日4時間程度の勉強時間でも1~2年で合格してしまう方もいるということになります。
長期間勉強すればそれに比例して合格率が上がるわけではないですし、質の悪い間違った方向の勉強を続けていては、いつまでたっても合格することはできません。
勉強量を意識することももちろん大事ですが、それ以上に勉強の質を上げる事を日頃から心がけるべきでしょう。
特に重要なのは、以下の2点になります。
①勉強する範囲を絞る
②これだと決めた教材をひたすら繰り返す
長年勉強をしていると、その不安からさまざまな教材に手を出してしまいがちです。その結果、基本書や演習書を一冊も完璧にすることが出来ず、何も身についていないということになってしまいがちです。
勉強時間をこなすのはもちろん重要ですが、勉強する際は勉強の質をあげることを常に意識し、勉強したことを定着させることを心がけましょう。
勉強をする際に色々不安がある場合には、予備校でのサポートを受ける事をおすすめします。
3.基礎知識のインプットについて
基礎的な法律知識をインプットする際に、基本書を買い漁ってただひたすら読み込むという方もいますが、勉強初学者が学者の難解な基本書をいくら読み込んでも理解するのは難しいばかりか、時間だけがいたずらに過ぎてしまい非効率的な勉強方法となってしまうでしょう。
また、学問的な法律知識と司法試験に必要な具体的な法律知識はその範囲が異なるため、基本書を読み込んだり、大学の講義を聞くだけでは司法試験の答案を書けるようにはなりません。
司法試験の試験科目は8科目もあり、基礎的な知識だけでもその量は膨大なものになります。
法律の勉強というのは終わりがなく、全てを完璧にマスターしようと考えるのは効率的ではありません。
目的は司法試験合格であり、法律学者になるわけではないからです。
基本的な知識の暗記は最低限必要だとしても、それ以上は法律の趣旨から自分で考える癖をつける必要があります。
ただ闇雲に暗記するだけではすぐに忘れてしまいます。
未知の問題に対しても「法律の趣旨」から考えることで正解を導き出せるように日々訓練し、それを習慣化することを心がけましょう。
4.アウトプットのやり方
インプットを終え、いざ論文の問題を解き始めようとすると全く答案を書けないことに愕然とするかもしれません。
しかし、例えそれが上位合格者であってもはじめは皆書けません。
過去問や問題演習をひたすら行うことで自然と合格答案が書けるようになるのです。
ここからは具体的な答案作成のステップをご紹介いたします。
4-1.論文の書き方の基本を理解する
論文式の試験といっても無限定で何を書いてもいいわけではなく、ある程度書くべきことというのは決まっています。
また、各科目によって答案の型や流れが存在し、基本的にはそれに沿って答案を作成することになります。
論文の基本や作法を知ることで、読み手(試験委員)にとって読みやすい法律文書を作り上げるのです。
予備校が出している参考答案や再現答案などを参考にして、どういった構成で文章を作成しているのかをまずは確認します。
具体的には以下のような点に気を付ける必要があります。
◉適切なナンバリング
◉法的三段論法の意識
◉司法試験の答案でよく見られる接続詞の理解
これだけではなく、各科目にはその科目特有の答案の流れや型が存在します。
闇雲に論文を書き続けるのではなく、これらの基本ルールを理解したうえで答案を作成するようにすると、司法試験でも合格点を取れるような論文を書けるようになるでしょう。
※司法試験論文式の上位答案の書き方については、こちらをご覧ください。
→司法試験論文式試験における上位答案の書き方|法的三段論法とは?
4-2.事前に論証を準備しておく
ある特定の論点に対しては事前に書くべきことを決めておくと答案作成の時間短縮に繋がります。
司法試験は六法を参照する事ができますが、六法を読めば答えが記載されているわけではありません。
条文の解釈やある論点に関する判断は、学説が対立していたり、判例で明示されていたりします。
これらの判断を理解し、事前に答案でも使えるような文章にまとめておくと、実際の試験の際、同じような論点が出た時にスムーズに問題を処理することができるのです。
司法試験には非常に厳しい制限時間が存在します。
少しでも思考する時間を作るためにも、事前に準備できる論証については即座に使用できるように使い慣れておくようにしましょう。
論証については入門講座等についている論証集や予備校が市販している論証集を使うようにすると、効率良く暗記できるでしょう。
なお、論証を全て覚えてから問題を解きはじめるのではなく、問題を解きながら論証を覚えるようにし、くれぐれも論証の暗記というインプット重視の勉強法にならないように注意しましょう。
4-3.ひたすら問題を解き、論点の抽出方法を覚える
実際に問題を解くことでどういう問題が出題されるのか、その問題からどういう論点を抽出する事ができるのかを覚えていきます。
その問題の中で本来検討すべき論点を見逃して検討しないことを「論点落とし」と言いますが、本番で大事な論点落としをしないよう、日頃から論点抽出の訓練をしておく必要があります。
はじめは細かい論点まで目がいかないかもしれませんが、数多く問題に触れることで自然と論点を探せるようになります。
実際に問題を見てみるとわかると思いますが、現行の司法試験の問題文はかなり長く、詳細な事実が記載されています。
問題を分析することに慣れるためにも、とにかく数多くの問題に触れることで司法試験の問題形式に慣れる事が必要なのです。
4-4.あてはめを丁寧に行う
問題文の中から抽出した論点に対して論証を吐き出した後は、問題を具体的に処理する事が求められます。
論文式試験の中で一番重要な部分はこのあてはめ部分であると言えます。
かなり詳細に具体的事実が記載された問題文の中から、問題の処理に使えそうな事実を抜き出し、論証した既範にあてはめて具体的事案を処理していきます。
実務では、個別具体的な事案に対して判例を基礎として、柔軟な対応をする必要があります。
判例の下した判断の射程がこの事案にも及ぶのかどうか慎重に判断し、及ばない場合に適切な結論を導くために自分の頭で判断基準を構築し直すのです。
判例の事案と問題となっている事案の違いはどこにあるのかを常に意識して問題に取り組むようにしましょう。
4-5.制限時間内に答案を書き切る訓練をする
論文式試験には各科目2時間(選択科目は3時間)という厳しい制限時間があります。
2時間と聞くとかなり長く感じるかもしれませんが、実際に問題に取り組んでみるとかなり時間が短い事がわかります。
問題文にはかなり詳細な事案が記されており、科目によっては十数ページにも及ぶ長い問題文を読んだうえで答案の構成を検討し、A4の答案用紙8頁以内で制限時間内に書き上げる必要があります。
途中で時間切れで書き上げることできない途中答案にならないためにも、
・論文の問題を繰り返し解くことで、問題文の読み込みスピードや答案構成のスピードをできる限り上げる
・前もって用意しておいた論証を使うことで答案を作成する際の無駄を省く
・自分が一番早く書けるボールペンを使ったり、書くスピード自体をあげる訓練などを日頃からしておく
などの準備をしておくことで、本番でも時間に悩まされる心配が減ると思います。
わかっているのに時間がなくて書けなかったというのはもったいないので、そうした心配はできる限り事前に対策をしておくべきです。
なお、論文をいくら早く書き上げることができても、自分にしか読めないくらい汚い文字では試験委員が読むことができず、採点することができません。
必要以上に神経質になる必要はありませんが、少なくとも試験委員が採点できる程度の文字の綺麗さを保つ必要はあるでしょう。
5.過去問の重要性
もうすでに出題された問題で二度と出題されないから繰り返しやる必要はないと過去問を軽視する方もいますが、それは大きな間違いです。
司法試験で実際に出題された問題の形式を分析するためには、その実際の試験問題を解いてみるしかありませんし、問題についても特に重要な論点については角度を変えて繰り返し問われています。
過去問を繰り返し解くことで司法試験の問題形式に慣れることができ、重要な論点に対する対処の仕方を学ぶことができるでしょう。
また、過去問で出題されていない論点については、マイナーな論点やいわゆる現場思考型の問題である事も多く、事前に論述を準備しておく必要がない事も多いです。
過去問で学ぶべきなのは論文の書き方のコツです。
過去問を解けば、問題文の中で重要になるポイントや、答案構成の仕方、出題者の意図、押さえておくべき部分が見えてくるでしょう。
論文の書き方のコツさえ掴めば、現場思考型の未知の問題に対しても適切に対応できるようになるのです。
現行の司法試験だけでも平成18年から令和4年までの17年分の問題がたまっています。
他の問題集や演習書に手をつける前に、まずは過去問から解くようにしましょう。
なお、旧司法試験の問題も良問と呼ばれる問題が多く、知識の整理や、出題される問題の素材として活用すると良いかと思います。
出題形式が違うものや法改正によって不適切になった問題も含まれているため、解くのであれば年度が新しいものから順番に解いていくと良いでしょう。
また、予備試験の問題については司法試験の出題範囲と被っているため、非常に有用であると言えます。時間があればこちらも確認してみると良いでしょう。
6.判例集を使うべきか否か
受験業界で有名な判例集として判例百選がありますが、判例集は重要な判例がまとまっおりており、下級審の判例や各判例の解説まで掲載されている、司法試験受験生にとっては非常に為になる本ではありますが、百選を読み込むことに時間を使ってしまい、過去問演習が疎かになる勉強方法を採るべきではありません。
たしかに、判例を学ぶ事は重要ですし、判例で問われた論点を違う角度から聞いた問題が司法試験では出題されることもあります。
しかし、判例集だけ読み込んでも答案を書けるようにはなりません。論文の答案を作成できるようにするためには、実際に問題を解くという訓練が必要不可欠なのです。
また、インプットの段階で少なくとも重要判例についてはある程度勉強することになるため、特に論文の勉強としてはその程度の判例学習で十分であるともいえます。
判例集はあくまでもインプット教材であることを理解し、判例集を読み込むことだけに時間を使ってしまい、アウトプットに使う時間がなくならないよう注意しましょう。
7.写経は有効か
司法試験には写経と呼ばれる勉強方法があります。
論文式の模範解答や優秀答案をそのまま一言一句書き写す勉強法で、答案の型や流れ、答案構成の仕方や、論証を覚える事ができるというメリットがあります。
しかし、答案全てを書き写すという事でかなり時間がかかってしまう事、そのまま書き写すため考える訓練にはならないという事、答案の型を知るためにわざわざ書き写す必要性が乏しい事などから、基本的には避けた方が良いと思われます。
自分にとって苦手な範囲の問題を書き写して覚えるというのは有効かと思いますが、論文を書けるようになるためには自分の頭で考えて試行錯誤しながら答案を作成する必要があります。
写経のみに時間を使ってしまいアウトプットが疎かにならないようにしましょう。
8.まとめ
当コラムでは司法試験論文式の勉強方法について解説してきました。
ポイントは以下のとおりです。
◉ゴールから逆算して綿密な学習スケジュールを立てる。
◉インプットをできる限り早く終わらせ、アウトプット重視の勉強をする。
◉過去問を繰り返し解く。
◉「法律の趣旨」から考える習慣をつけ、未知の問題への対応力を養う。
また、論文の書き方のポイントについては、以下を参考にしていただければと思います。
◉科目特有の答案の流れや型を理解する。
◉適切なナンバリングをする。
◉法的三段論法を意識する。
◉司法試験の答案でよく見られる接続詞を理解する。
◉事前に論証を準備しておく。
◉論点抽出の訓練をしておく。
◉時間内に論文を書き上げる訓練をする。
当記事が、あなたの司法試験合格への一助になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※予備試験の論文の勉強法については、こちらをご覧ください。
→【2023年】予備試験論文式の勉強法総まとめ
※予備試験の論文の書き方については、こちらをご覧ください。
→予備試験で評価される論文の書き方|答案構成のコツを徹底解説
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著者:伊藤塾 司法試験科
伊藤塾司法試験科は1995年の開塾以来、多数の法律家を輩出し、現在も業界トップの司法試験合格率を出し続けています。当コラムでは、学生・社会人問わず、法律を学びたいと考えるすべての人のために、司法試験や法曹に関する情報を詳しくわかりやすくお伝えしています。

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