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2023年(令和5年)予備試験の日程・時間割・会場等総まとめ

2025年03月04日

 
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2023年(令和5年)より、司法試験の受験資格に新たな変更(法科大学院在学中の司法試験受験資格)が加えられたことに伴い、予備試験の試験日程が大きく変わっています。

ここでは、2024年(令和6年度)以降は大きく変わらないことを前提として、2023年(令和5年度)の予備試験の試験日程を参考に、願書の交付、合格発表までの流れについて解説していきます。
参照:令和5年司法試験予備試験受験案内

【目次】
1. 2023年(令和5年度)予備試験の日程は?
2.予備試験の願書はいつまでに出す必要がある?
3.予備試験の試験科目と配点は?
4.予備試験当日の時間割
5.予備試験会場はどこ?
6.予備試験の合格発表はいつ?
7.まとめ

 

1. 2023年(令和5年度)予備試験の日程は?

まずは、2023年(令和5年度)の予備試験の願書から合格発表までの流れについて確認していきます。

事項期日
試験公告2022年(令和4年)12月16日(金)
願書交付2023年(令和5年)2月20日(月)〜 3月17日(金)
願書受付3月6日(月)〜 3月17日(金)
短答式試験実施7月16日(日)
短答式試験合格発表8月3日(木)
論文式試験実施9月9日(土)〜 9月10日(日)
論文式試験合格発表12月21日(木)
口述試験実施2024年(令和6年)1月20日(土)〜 1月21日(日)
最終合格発表2月1日(木)

参照:令和5年司法試験予備試験実施予定表

2022年(令和4年度)までは、短答式試験が5月、論文式試験が7月、口述試験が10月となっていましたが、2023年(令和5年度)から司法試験の実施日程が変更されたことに伴い、予備試験の実施日程も2ヶ月後ろ倒しになっています。

その結果、従来よりも2ヶ月長く試験対策に時間をかけることができるため、この時間を有効活用することができるかどうかが、予備試験合格に近づけるかどうかの鍵になるでしょう。

 

2.予備試験の願書はいつまでに出す必要がある?

2023年(令和5年度)の予備試験の願書は、2月20日(月)〜 3月17日(金)に交付され、3月6日(月)〜 3月17日(金)の期間に提出する必要があります。

そのため、出願の締め切り日は、2023年(令和5年)の3月17日(金)となります。

なお、2024年(令和6年度)の予備試験の願書についてはまだ法務省から発表されていません。

今年と同じ流れで行けば、令和5年12月中旬ごろに、試験について法務省から公告があるはずなので、まずはその情報を待ちましょう。

 

3.予備試験の試験科目と配点は?

予備試験の試験科目や各科目の問題数、配点についてまとめています。

【短答式試験】

科目問題数満点
憲法12問各科目30点満点
行政法12問
民法15問
商法15問
民事訴訟法15問
刑法13問
刑事訴訟法13問
一般教養20問選択式60点満点
合計-270点満点

 

【論文式試験】

科目問題数満点
公法系
(憲法・行政法)
各1問各50点満点
民事系
(民法・商法・民事訴訟法)
刑事系
(刑法・刑事訴訟法)
法律実務基礎科目
(民事・刑事)
選択科目 ※1問50点満点
合計-500点満点

※選択科目は、以下の8科目から1科目を選択して回答します
 ①倒産法
 ②租税法
 ③経済法
 ④知的財産法
 ⑤労働法
 ⑥環境法
 ⑦国際関係法(公法系)
 ⑧国際関係法(私法系)

【口述試験】

科目基準点
法律実務基礎科目(民事)基準点:60点
※57点〜63点の間で採点されます
法律実務基礎科目(刑事)

 

4.予備試験当日の時間割

予備試験の当日の時間割は以下のようになります。

【短答式試験】

集合時間着席時間試験時間試験科目
8:459:159:45〜11:15(1時間30分)民法・商法・民事訴訟法
-11:4512:00〜13:00(1時間)憲法・行政法
-14:0014:15〜15:15(1時間)刑法・刑事訴訟法
-15:4516:00〜17:30(1時間30分)一般教養科目


【論文式試験】

試験日集合時間着席時間試験時間試験科目
9月9日(土)8:309:009:30〜11:50
(2時間20分)
憲法・行政法
-13:0013:15〜15:35
(2時間20分)
刑法・刑事訴訟法
-16:1516:30〜17:40
(1時間10分)
選択科目
9月10日(日)8:309:009:30〜12:30
(3時間)
法律実務基礎科目
(民事・刑事)
-13:4514:00〜17:30
(3時間30分)
民法・商法・
民事訴訟法


【口述試験】

試験日集合時間試験時間試験科目
1月20日(土)午前の部
:8:30
午後の部
:12:20
午前・午後法律実務基礎科目
(民事)
法律実務基礎科目
(刑事)
1月21日(日)


口述試験については、2日間それぞれ午前組と午後組に分かれていて、試験自体は15分〜20分程度ですが、試験当日にならないと自分が何番目に受験するかがわかりません。

集合時間は午前組なら8時30分、午後組なら12時20分に必ず集合する必要があります。

集合時間に遅刻してしまった場合は閉門されてしまい、受験することはできないため、受験生は短答や論文と比べて、時間に余裕をもって行動しています。

なお、予備試験の時間割や試験科目については、例年通りとなっており、とくに変更点はありません。

 

5.予備試験会場はどこ?

2023年(令和5年度)の予備試験の試験会場は以下の通りとなっています。

試験会場は毎年公募により選定されるため、毎年試験会場が異なることもあり得ます。なお、2023年(令和5年度)の試験会場は、2023年4月24日(月)に発表され、出願時点(3月6日(月)〜 3月17日(金))では試験会場はわかりません。
参照:令和5年司法試験予備試験の試験場

【短答式試験】

地域試験会場住所
札幌市又はその周辺北海道文教大学北海道恵庭市黄金中央5-196-1
仙台市又はその周辺仙台卸商センター
産業見本市会館
サンフェスタ
仙台市若林区卸町2-15-2
東京都又はその周辺早稲田大学
早稲田キャンパス
東京都新宿区西早稲田1-6-1
慶応義塾大学
三田キャンパス
東京都港区三田2-15-45
日本大学商学部東京都世田谷区砧5-2-1
立教大学
池袋キャンパス
東京都豊島区西池袋3-34-1
名古屋市又はその周辺愛知学院大学
名城公園キャンパス
名古屋市北区名城3-1-1
大阪府又はその周辺関西学院大学
西宮上ケ原キャンパス
兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155
大和大学大阪府吹田市片山町2-5-1
広島市又はその周辺広島工業大学専門学校広島市西区福島町2-1-1
福岡市又はその周辺福岡工業大学福岡市東区和白東3-30-1


【論文式試験】

地域試験会場住所
札幌市TKP札幌カンファ
レンスセンター
札幌市中央区北3条西3-1-6
札幌小暮ビル
東京都又は
その周辺
TOC東京都品川区西五反田7-22-17
ベルサール汐留東京都中央区銀座8-21-1
住友不動産汐留浜離宮ビル
ベルサール
渋谷ファースト
東京都渋谷区東1-2-20
住友不動産渋谷ファーストタワー
大阪府又は
その周辺
TKPガーデンシティ
東梅田
大阪市北区曾根崎2-11-16
梅田セントラルビル
難波御堂筋ホール大阪市中央区難波4-2-1
福岡市南近代ビル福岡市博多区博多駅南4-2-10


【口述試験】

試験会場住所
法務省浦安総合センター千葉県浦安市日の出2-1-16


東京や大阪など、試験地に複数の試験場がある場合、受験票に記載されている受験会場で受験することになるため、自由に選択することはできません。

ほかの試験会場では受験することができないため、あらかじめ自分の試験地をしっかり確認しておくようにしてください。

また、口述試験の試験会場は千葉県(最寄駅はJR京葉線の新浦安駅)の会場のみとなっているため、特に関東圏以外にお住まいの方は、前日に近くのホテルに宿泊するなどして当日試験会場に向かう必要があるでしょう。

 

6.予備試験の合格発表はいつ?

予備試験の合格発表は以下の通りです。

 日程時間方法
短答式試験合格発表8月3日(木)午後5時ごろ法務省ホームページ
において発表
論文式試験合格発表12月21日(木)午後4時ごろ
最終合格発表2月1日(木)午後4時ごろ


短答式試験に合格すると、短答の成績通知書と一体となった論文式試験の受験票が、論文式試験に合格すると、論文式試験の成績通知書と一体となった口述試験の受験票が出願時に登録した住所に送られてきます。

なお、受験票の発送日は以下の通りとなります。

短答式試験令和5年6月23日(金)
論文式試験令和5年8月中旬
口述試験令和5年12月下旬

 

7.まとめ

この記事では、2023年(令和5年度)の予備試験の試験日程や、願書の交付から合格発表までの流れについて解説しました。

今までの予備試験の日程に比べ、すべての日程が2ヶ月後ろ倒しになっていることで、どのようにスケジューリングすればいいのか戸惑っている方も多いかと思います。

準備期間が増えた分、その時間をどのように使うかで予備試験の合否が決まると言っても過言ではありません。

効率的な無駄のないスケジューリングをするためにも、事前に予備試験の流れを確認しておくようにしましょう。

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著者:伊藤塾 司法試験科

伊藤塾司法試験科は1995年の開塾以来、多数の法律家を輩出し、現在も業界トップの司法試験合格率を出し続けています。当コラムでは、学生・社会人問わず、法律を学びたいと考えるすべての人のために、司法試験や法曹に関する情報を詳しくわかりやすくお伝えしています。

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