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「行政書士は受かる気がしない・無理」というあなたへ|あきらめる前に伝えたいこと

2024年10月18日

 
合格講座


 

「行政書士試験に受かる気がしない」
「自分には無理だと感じている」
「勉強するほど、自信が無くなっていく」

こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?

確かに、行政書士試験は簡単ではありません。合格率は13%しかなく、途中で諦めそうになるのも無理はないでしょう。

しかし、それはあなただけではありません。実は、合格者の多くも、受験生時代には同じような不安を抱えていました。

・全く受かる気がしなかった人
・直前の模試の結果が悪くて、諦めかけた人
・無理だと思って、モチベーションが上がらなくなった人


様々な人がいますが、合格者に共通しているのは、最後まで諦めなかったことです。

無理だと感じても、諦めずに挑戦すれば、必ず合格への道は開かれるでしょう。

本記事では、次の内容を取り上げました。

【この記事を読んで分かること】
・行政書士試験に受かる気がしない理由
・合格者の生の声
・無理だと感じたとき忘れないで欲しいこと
・合格するためのポイント


行政書士試験を諦めかけている方は、是非最後までご一読ください。

【目次】
1.行政書士は無理ゲー?受かる気がしない理由
 1-1.試験範囲が終わらず、勉強が追いつかないから
 1-2.民法ができる気がしないから
 1-3.模試で良い結果が出ないから
 1-4.記述式が書ける気がしないから
2.合格者はどう感じていた?悩み・手応えなど|体験談
3.無理だと感じたとき忘れないで欲しいこと
 3-1.最初から、受かる自信がある人はいない
 3-2.疲れたら休むことも必要
 3-3.働きながら・子育てをしながら合格している人も多い
4.行政書士試験に受かるためのポイント
 4-1.学習範囲の見極めと絞り込みをする
 4-2.とにかく反復・継続する
 4-3.無理だと感じても最後まで諦めない
5.【Q&A】行政書士試験のよくある質問
 5-1.Q.何回も不合格になるのは何故ですか?
 5-2.Q.働きながら、行政書士試験に合格することは無理ですか?
 5-3.Q.受かる気がしないのですが、前日はどうすれば良いですか?
6.まとめ

 

1.行政書士は無理ゲー?受かる気がしない理由

行政書士試験を「受かる気がしない」「無理ゲー」と感じている人は少なくありません。

その理由として、次のような内容が挙げられます。

・試験範囲が終わらず、勉強が追いつかないから
・民法ができる気がしないから
・模試で良い結果が出ないから
・記述式が書ける気がしないから


これらの悩みを抱えているのは、あなただけではありません。

ここでは、そんな「受かる気がしない」と思ってしまう理由について詳しく解説します。

 

1-1.試験範囲が終わらず、勉強が追いつかないから

行政書士試験は、試験範囲が非常に広い試験です。そのため、全ての科目を勉強し切れずに「受かる気がしない」と感じる人も多いです。

特に勉強のスタートが遅いと、民法や行政法などの主要科目だけで精一杯になってしまいます。商法や一般知識科目まで手が回らないケースも珍しくありません。

全ての科目に時間を割けないと、受かる気がしないと感じるタイミングもあるでしょう。

しかし、行政書士試験に合格するために全ての科目を完璧にする必要はありません。

なぜなら、民法と行政法だけで配点の60%以上を占めているからです。

つまり、次のような戦略でも、十分に合格することができます。

・民法と行政法だけを集中して勉強する
・一般知識科目は、基準点を突破することだけを考える
・他の科目は、時間が足りなければ、無理に勉強しない


勉強が思うように進まず焦ることもあるかもしれませんが、ネガティブになりすぎる必要はありません。あなただけでなく、他の受験生も同じように感じているはずです。

 

1-2.民法ができる気がしないから

民法の難しさから「受かる気がしない」と感じる人もいます。

確かに民法は、難易度の高い科目です。試験範囲は膨大で、事例問題も多く出題されるため、苦手意識を持っている受験生は珍しくありません。

民法で大切なのは、単に暗記するのではなく、背後にある考え方を理解することです。

そもそも民法の条文数は1000を超え、判例も無数に存在しています。これら全てを覚えることは現実的ではありません。

過去問を繰り返し解いたとしても、本試験では必ず知らない知識が出題されるでしょう。

そこで重要なのが、民法という法律の考え方を理解することなのです。

民法の特徴を掴み、その背後にある考え方を理解できれば、初めて見る問題でも正解を導き出せるようになるでしょう。

一度コツを掴めば、民法は安定した得点源となります。

多くの受験生が民法を苦手としているからこそ、差をつけるチャンスでもあります。

※民法の勉強法は、次の記事で詳しく解説しています。
【行政書士の受験生必見】民法の勉強法を各分野・出題形式に分けて解説

 

1-3.模試で良い結果が出ないから

模試の結果を見て、「受かる気がしない」と感じる人もいるでしょう。

直前の模試で点数が伸びないと、不安でいっぱいになるのも無理はありません。

しかし、模試はあくまで「模擬」試験です。

結果を気にしすぎる必要はありません。伊藤塾でも、模試で良い点が取れなくても、本試験で見事合格を勝ち取った人は大勢います。

模試で本当に大切なのは、結果そのものよりも、そこから何を学ぶかです。

・正答率が高いのに、自分だけ解けなかった問題を洗い出す
・苦手な分野が分かったら、徹底的に復習する
・模試を、受験指導校の出題予想と考えて、重点的に学習する


このように模試を有効に活用できれば、必ず合格に近づくはずです。

模試の結果に一喜一憂するのではなく、結果を分析して、その後の勉強に活かしましょう。

 

1-4.記述式が書ける気がしないから

記述式ができないから「受かる気がしない」と感じる人もいます。

択一式と違い、記述式は、ゼロから自分で解答を考えなければいけません。それだけに、ハードルの高さを感じる受験生は多いです。

しかし、実は、択一式も記述式も、基本的な考え方に違いはありません。

なぜなら、「暗記」ではなく「理解」を大切にして択一式の勉強をしていれば、記述式の得点力も自然と上がっていくからです。

つまり、記述式ができないと感じている方は、普段からの勉強法自体に問題があるのかもしれません。

よくある間違った勉強法としては、次のような方法があります。

・問題演習で「〇✕」のみを考えている
・暗記に偏った勉強をしている
・理由を考えずに、結論だけを検討している


このような勉強を続けていては、記述式の実力は中々伸びません。

択一式の問題を解くときは、選択肢を選んだ根拠を、必ず言語化してみましょう。

記述式は選択式の延長線上にあるのだと考えて、正しい勉強法を実践できれば、必ず書けるようになるはずです。

※記述式の勉強法は、次の記事で詳しく解説しています。
「記述対策」を制するものは行政書士試験を制する?得点アップの秘訣を解説

 

2.合格者はどう感じていた?悩み・手応えなど|体験談

行政書士試験に「受かる気がしない」「無理ゲー」と感じているのは、あなただけではありません。実は、合格者の多くも、受験生時代は同じように感じていました。

・勉強を始める前は受かる自信がなかった人
・直前期まで点数が伸びずに諦めかけていた人
・試験が無理ゲーだと思い込んでいた人 など


合格者が抱えていた悩みは様々です。しかし、彼らは皆、その悩みを乗り越えて見事合格を勝ち取りました。

ここでは、そんな合格者たちの生の声を紹介します。

行政書士試験に受かる気がせず、諦めかけているあなたにこそ、ぜひ参考にしていただきたい内容です。

N.Sさん

初学の時、私は講師の説明も日本語なのに「宇宙人かよ!」って思うくらい何言ってるのか理解できなかったし、過去問の言い回しも何を言っているのかわからなくて、自分の馬鹿さに逃げ出したくなりました。

 

R.Kさん

合格するにあたって約1年間勉強するのは簡単なことではありません。

ときには「もう難しくてわからないから勉強辞めよう」と思うこともあるかもしれません。自分も民法が大の苦手だったのでそのように思うことが何回もありました。

 

田口 梓乃さん

9月の模試が86点だったときは来年に切り替えようかなと考えました。

でも最後まで諦めなくて本当に良かったです。

単純なことですが、「絶対諦めない強い意志」それが行政書士試験合格への近道だと思います。

 

3.無理だと感じたとき忘れないで欲しいこと

受験生時代、多くの合格者も「受かる気がしない」と感じていました。

無理だと感じていたのは、あなただけではないのです。

もしも、行政書士試験が無理だと感じたり、途中で諦めそうになったりしたときは、次の3つのことを思い出してください。

・最初から、受かる自信がある人はいない
・疲れたら休むことも必要
・働きながら、子育てしながら合格している人も多い


きっと、勉強を続ける原動力になるはずです。

 

3-1.最初から、受かる自信がある人はいない

まず、最初から受かる自信がある人などいないことを理解しておきましょう。

特に法律の知識がゼロからスタートした人や、勉強の開始が遅れてしまった人にとって、合格する自信がないのは当然のことです。

しかし、だからといって合格できないわけではありません。

限られた時間の中でも、正しい勉強方法を実践すれば、必ず合格への道は開けます。

伊藤塾でも、わずか数ヶ月の勉強期間しかない状態から、見事に合格を勝ち取った受講生がたくさんいます。

彼らが勉強を始める前に、「合格する自信はありますか?」と尋ねていたら、おそらく「全く受かる気がしません」と答えたはずです。

自信がないからといって諦めるくらいなら、ぜひチャレンジしてみてください。

不安を乗り越えて勉強した経験は、きっとあなた自身を成長させてくれます。

 

3-2.疲れたら休むことも必要

行政書士試験の勉強は長丁場です。途中で疲れを感じることもあるでしょう。

勉強に疲れを感じたら、ときには休むことも必要です。

「思うように点が伸びず、追い込まれている」
「直前期なのに、モチベーションが上がらない」


こう感じているのであれば、精神的に疲れているサインかもしれません。

勉強を「サボる」ことと、適度に「休む」ことは違います。

休息を挟むことで、モチベーションが復活し、勉強の効率が上がることもあるのです。合格へ向けて走り続けるためには、適度な休息も欠かせません。

(合格者の声) 千葉 慎司さん

直前期になって、全くやる気が出なくなって、どうしようもなくなった時に、平林講師から「休んでください」との一言があり、「えっ、この時期に・・・」と思いながらも休んだところ、復活したことがありました。どうしようもない時はいったん休むことも必要だと思います。

 

3-3.働きながら・子育てをしながら合格している人も多い

「自分には、時間がないから無理」

こう感じている人もいるかもしれません。しかし、行政書士試験の合格者の70%以上は、30代から50代の現役世代が占めています。

つまり、大半の受験生は勉強に専念しているわけではないのです。

多くの受験生は、「働きながら」「家事や育児に追われながら」、なんとか時間を捻出しています。

合格者に聞いても、「勉強時間がしっかり確保できた」と話す人はほとんどいません。

行政書士試験は、正しい勉強をすれば、限られた時間でも十分に合格できる試験です。仕事や家庭と両立することは、決して不可能ではありません。

(合格者の声) 木村 真由美さん

家事・育児・仕事に追われる40代の主婦です。

基本、自分の時間がありません。落ち着いて机に向かい、ゆっくり講義を受ける時間は全くありませんでした。そこでワイヤレスイヤホンです。朝起きてから、夜寝るまで、耳が空いている時間は全て、平林講師の講義を聴き続けました。

自分の時間がとれて机に向かう時には2倍速で講義を視聴し、マークをしたり、メモを加えたり、テキストを見なければ解答できない過去問を解いたりしました。

 

4.行政書士試験に受かるためのポイント

最後に、行政書士試験に合格するためのポイントを3つ紹介します。

次の3つのポイントを押さえることができれば、行政書士試験の合格に大きく近づけるはずです。

・学習範囲の見極めと絞り込みをする
・とにかく反復・継続する
・無理だと感じても最後まで諦めない


それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

4-1.学習範囲の見極めと絞り込みをする

合格するためのポイントの1つ目は、学習範囲を見極めて、絞り込みをすることです。

行政書士試験では、一定の割合で、正答率の低い難問(捨て問)が出題されます。これらの問題に正答しようとすると、かなりの量の勉強が必要です。限られた時間で、そこまでカバーすることは難しいでしょう。

一方で、行政書士試験では、必ずしも全ての問題に正解する必要はありません。

求められているのは、あくまでも合格基準点である180点を超えることだからです。

つまり、学習範囲を絞って勉強し、解きやすい問題を確実に正答するという発想が必要になるのです。

勉強に充てられる時間が少ない人ほど、この考え方が大切です。

逆にこれができないと、「長時間勉強したのに合格できない」という結果につながりやすくなるでしょう。

 

4-2.とにかく反復・継続する

ポイントの2つ目は、とにかく反復・継続することです。

何度も反復、継続することで知識が定着し、本番で使えるレベルにブラッシュアップしていくからです。

ただし、このとき注意して欲しいのは、問題集を繰り返すだけではダメだという点です。

過去問演習は大切ですが、それだけでは合格できません。特に、機械的に◯✕の判断だけを行ったり、過去問の解答を覚えるだけになったりすると意味がありません。

テキストと問題集を往復し、インプットとアウトプットを交互に繰り返しましょう。

 

4-3.無理だと感じても最後まで諦めない

ポイントの3つ目は、無理だと感じても最後まで諦めないことです。

行政書士試験の勉強で、「もう無理だ」と感じることは珍しくありません。しかし、そんなときこそ自分を信じて、最後まで諦めずに勉強を続けることが重要です。

・難しい専門用語ばかりで、ワケが分からない
・思ったように、勉強が進まない
・模試の結果が悪くて落ち込んでいる


合格した先輩たちも、こういった悩みを抱えながら、諦めずに勉強を続けてきました。

行政書士試験は簡単ではありませんが、諦めない限り、必ず合格できる日は来ます。

無理だと感じた時は、一旦深呼吸をして、気持ちを切り替えましょう。

そして、「今の自分にできることを精一杯やる」。

これを積み重ねていけば、必ず合格への道は開けるはずです。

5.【Q&A】行政書士試験のよくある質問

5-1.Q.何回も不合格になるのは何故ですか?

行政書士試験で、何回も不合格になる人は珍しくありません。その多くは、勉強のやり方が間違っていることが原因です。

例えば「ひたすら過去問ばかり繰り返している」「暗記に偏った勉強になっている」といったケースが多いです。

独学に限界を感じたら、受験指導校の利用もぜひ検討してみてください。

 

5-2.Q.働きながら、行政書士試験に合格することは無理ですか?

働きながら、行政書士試験に合格することは無理ではありません。

実際に多くの方が、仕事や家事と両立させて合格しています。

 

5-3.Q.受かる気がしないのですが、前日はどうすれば良いですか?

試験前日の過ごし方は、人によって様々です。

例えば、「特に変わったことはせず、今までの復習を行った人」「リラックスするために、あえて勉強しなかった人」「気分転換も兼ねて、試験会場に行ってみた人」などがいます。特に決まりはありません。

ただし、前日を迎えてから決めるのは、おすすめできません。自分の性格や状況に合わせて、事前に決めておきましょう。

 

6.まとめ

最後に、今回の記事のポイントをまとめます。

◉ 行政書士試験に受かる気がしない理由は次の4つ

・試験範囲が終わらないこと
・民法ができる気がしないこと
・模試で良い結果が出ないこと
・記述式が書ける気がしないこと


◉ 先輩たちも同じように悩んでいたが、諦めずに勉強して合格している
◉ 無理だと感じたときは、次の3つを思い出してみることが大切

・最初から、受かる自信がある人はいない
・疲れたら休むことも大切
・働きながら、子育てしながら合格している人も多い


◉ 合格するために必要なのは、学習範囲の見極め
◉ 内容を絞り込み、反復・継続すれば、必ず合格への道は開かれる

行政書士試験は、限られた時間でも十分に合格できる試験です。

「受かる気がしない」「自分には無理だ」と諦める前に、今の自分にできることを精一杯やりましょう。最後まで諦めなければ、必ず合格への道は開かれます。

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伊藤塾行政書士試験科

著者:伊藤塾 行政書士試験科

伊藤塾行政書士試験科は1995年の開塾以来、多数の法律家を輩出し、現在も業界トップの行政書士試験合格率を出し続けています。当コラムでは、学生・社会人問わず、法律を学びたいと考えるすべての人のために、行政書士試験や法曹に関する情報を詳しくわかりやすくお伝えしています。

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